では・・・先月(4月)の読書
しばらく書いていなかった読書感想文、久々に書いてみることに。
まずは4月の分。
「世界から貧しさをなくす30の方法」 田中優、樫田秀樹、マエキタミヤコ編
タイトルだけ見ると簡単なハウツーかと一瞬期待するけれど、違う。世界で起きているさまざまな出来事の、その現実を、まず知ることから始めなくてはならないということがわかる。
世界に貧困が起こってゆく仕組みとは。
まずは、先進国が途上国に貸したお金の負債が、途上国を貧困に追い込んでいるということ。借金とその利息を返すために現金収入が必要となり、国の伝統産業や豊かな森林が、手っ取り早い現金収入のために新たに導入された産業によって破壊されてしまう。それは住民の生活をも破壊してしまう。
マレーシア(インドネシアだったかな?)では、かなりの森林が伐採されて「パームやし」のプランテーションとなり、住民は豊かな森林からの恵みを得られなくなった。「環境に優しい植物原料」などとうたわれる「パーム油」はここから来ている。パーム油が環境破壊をしていたとは知らなかった。
世界中の人が幸せに暮らすには、グローバル化ではなく、ローカル化が大切であることがよくよくわかったが、で、結局私は何をすればいいのだろう。
子どもに過酷な労働をさせていないチョコ、つまりフェアトレードのチョコを買うくらいならできるかな・・・(高いけど・・・)
「夢をかなえるゾウ」 水野敬也
100万部突破!と新聞広告に出ていた。売れているようだ。
自己啓発本なんだけど、面白くて読みやすい。いっぱい笑わせておいて、最後はしんみり。
自己啓発本にもいろいろあると思うけれど、この本は、人のためになることを一生懸命やって、人に喜んでもらう、ということが大きなベースとなっているので、読んでいてすごく温かいものを感じた。
で、自分がガネーシャの課題をやっているかというと、読んだだけでやってない![]()
やればいいだろうなあと思いつつそのまま・・・![]()
「ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1」 C.S.ルイス 瀬田貞二訳
小学生の頃に読んですごく面白いと思ったこの本。シリーズで全部読んでみたいと思い、まず1冊目を借りてきた。
児童文学を大人になってから読むと・・・違うなあ~。
感情移入度がまるで違う。子どもの頃は、物語の中にどっぷり入り込んで、登場人物と一緒にハラハラしたりしたものだったが、大人になってから読むと、なんか冷めてるというか、どうも物語を俯瞰的に見てしまう。子どものときは、森の中を自分の目の前だけを見ながら歩いていたのが、大人になると、空から全体像を見てしまうような、そんな感じ。
ライオンのアスランが、自ら敵の中へ進み出て犠牲となり、そしてその後復活するというのが、キリストの復活をモチーフにしているって、解説を読むまで気づかなかった。やはりキリスト教は私にとっては遠い存在のようだ。
「国家の品格」 藤原正彦
この本が爆発的に売れたのは2年前のことだったが、ようやく読んだ。
雑誌で藤原正彦さんの奥様が家族についてのエッセイを連載しているのを読んで、この著者が相当の変わり者だということを知り、それをふまえて読んだのでとても楽しく読めた。
「それはない」と突っ込みたくなるような極論も随所にあるのだが、でも「なるほどねえ~」とうなずくことが多かった。
インド人のすごい数学の天才が、ものすごく美しい町で育っていたというエピソードは好きだな・・・
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コメント
「夢をかなえるゾウ」 水野敬也
面白いという話聞いて、手元で待機中です。
いつのことやら・・・
「ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1」 C.S.ルイス 瀬田貞二訳
昨年読みました。ファンタジー物読み始めると
いまだに、外の音カット。
異次元に旅してしまうので気がつけば
子ども帰ってくるジャン。
掃除はどうしたになってしまう私。
まだまだ。子どもでいけるかも
投稿: まゆみ | 2008年5月14日 (水) 07時21分
mossさん
「世界から貧しさをなくす30の方法」は 凄く
勉強になりそうだね。 便利さを求めれば
何処かに 歪が生まれる事を 感じずに
突き進んが 積み重ねが 今の世の中を 形成して
いるんだよね。話を少し 聞いたのですが
今 原油が高いでしょ。 原油の代わりに バイオ燃料として
とうもろこしなどを 使った燃料の開発が 進んでいるらしいけど そちらを 伸ばすと 食用のとうもろこしが
高価になる 生活に影響を及ぼすらしい、だからと いって
今更 その開発を 止めるのも 原油高に 拍車をかける。
mossさんの 感想を 読んで あぁ~って 感じたよ。
「国家の品格」読んでないけど 読んでみるのも
面白そうだね。
それにしても ここ数年 「○○の品格」って
本のネーミング つける人いるね。
品格が こうも 取りざたされるのは 世の中が
乱れている証拠だね。
あぁ~ コメント長くなって すんません。
投稿: りき | 2008年5月14日 (水) 10時42分
まゆみさん>
「夢をかなえるゾウ」、読みやすいですよ。
読み始めたらあっという間に読み終わるかも。
まゆみさんはまだ「ライオンと魔女」はまれるんですねー。
私も宮部みゆきとか読んでいるとそうなっちゃいますが、
子供向けの物語にはもうはまれないのか・・・寂しい~。
投稿: moss | 2008年5月14日 (水) 13時31分
りきさん>
バイオ燃料も一見よさそうで、そうでもなかったんですね。
どんなエネルギーも、そのための原料が必要なら、
結局その原料を巡って問題が起きてしまうのかも。
世の中問題山積みですよね~。
「品格」ねえ~そういう人もなかなかいないから、皆飢えてたかもですね。
「女性の品格」という本も気になるところですが、
広告に出ていた見出しだけ見て、「そうかー」と納得してそれっきりです。
「国家の品格」面白かったですよ~。
投稿: moss | 2008年5月14日 (水) 13時49分
パーム油・・・消費者なのでちょっと胸が痛みます。
このオイルの向こう側にあるものは、重い問題だったのですね。
パーム油の原産国はマレーシアと書いてあります。
それを使って、肌にやさしい、環境にやさしいというのは、先進国の人間の傲りなのかも知れません。
ちょっと考えさせられました。
投稿: いくりん | 2008年5月14日 (水) 16時27分
いくりんさん>
私が使っている、環境に優しい石けん製品の数々も、
パーム油が原料のものが多そうです。
多分、油類の中ではすごく安いんですよね。
だからといって、合成洗剤に戻る気はさらさらないし。
しばらくは、「ごめんなさい」と思いながら使うかな・・・
投稿: moss | 2008年5月14日 (水) 22時42分