気持ちはわからなくもないけど
4年生の終わり頃、学校へ行けなくなったムスメのその後。
5年生になって、最初の一週間は楽しそうに学校へ行った。
2週目、雲行きが怪しくなる。吐き気と腹痛がまた始まった。学校へ行っても保健室で休むことも多く、木、金はついにお休み。
3週目(今週)。様子は変わらず。今日は3時間目からの登校。
今朝、いつものように吐き気を訴えるムスメと、初めて突っ込んだ話が出来た。
この吐き気、腹痛は病気じゃない。「何か嫌なこと」があるからそうなるんだから。その「嫌なこと」が、友達とか先生とか「人」が原因なら、どうしようもないから休んでもいい。でも、そうじゃないのなら、ちゃんと学校へ行ったほうがいいよ。「嫌なこと」を頑張って乗り越えたら、変われるんだよ・・・などとアプローチしてみたが、ちょっと的外れだったということが、後からわかった。
ムスメはこれまで頑として、学校が嫌だという理由を話さなかったのだが、今日はそのごく一部をやっとぼそりと話した。
自分が、誰かから不愉快な目に合わされているとか、何かが出来ないことを苦にしているとか、何かプレッシャーになることがあるとか、そういうのではないようなのだ。
まとめれば、「世の中(学校で)の理不尽・不公平」にすごく傷ついているということだろうか。
昨日は、掃除の時間にムスメがふと見ると、ムスメの大の仲良しの友達が一人でトイレの掃除をしていたのだそうだ。他の子たちは、その子に任せて他の所の掃除に行ってしまったらしい。友達思いのムスメは泣きながらその話をした。
また、7人の給食当番のうち、2人が放送委員会の仕事で抜けてただでさえ大変なのに、一人の男の子が当番をさぼってどこかへ行ってしまったのだそうだ。そんなよくある話も、ムスメにとってはとても傷つく出来事となる。
あとは、算数がイヤだとか・・・まあ、それはいいか。
「他にもある」のだそうだが、上の二つのエピソードの性質が似ていることから、同じようなことなのではないかと思う。
他の子から、嫌なことをされたり言われたりは、「前にあったけどずっと我慢してた。今は特にないけど」というムスメは、友達から不公平な扱いを受ける痛みをよくわかっており、そういうのを見ると、フラッシュバックが起こるのか、かなりつらくなってしまうのだろう。
私も、自分が嫌な目に遭うのは我慢できるが、親しい人が他人から失礼な目に遭わされるのはどういう訳か我慢ならず、普段温厚な私がブチ切れるのは大概そういうときである。なので、ムスメの気持ちはわからなくもない。
このまま、学校に行かなくなるということは、友達ともサヨナラだし、自然教室(毎年5年生が行く2泊3日のキャンプ)にも行けないよ?いいの?と言うと、それはいやだ、と。学校生活の楽しい部分は、逃したくないらしい。
じゃあ、ときどき休んでもいいから、学校へは行こう。休んだら、うちでちゃんと勉強しなくちゃダメだよ!
と、強引な結論を出す私だった。(「うちで勉強」の部分で「ええ~」と言われたが。)
そして、今日はとりあえず3時間目から学校に行かせた。
このムスメ・・・どうなるんだろう???
社会に出れば、理不尽と不公平の大嵐だよ・・・
ムスメのこんなまっすぐで優しい性格は好きだけど、心配すぎる~~~。
思春期に超えなくてはならないような、理想と現実の狭間が、早くもムスメを襲ってきたような、そんな感じもしなくもない。そしてムスメの場合、そのギャップは人一倍深く深く大きいのだ・・・
そんなこんなな日々で、産婦人科から、胎動の数を数えたりするように言われているのに、それどころではなく、妊婦であることすら忘れている毎日だ。「健やかなマタニティライフ」というものがまったく手に入らない。ごめんよチビ子・・・
チビ子が産まれたら、ムスメも何かいいほうに変わるかな?なんて、ささやかな期待をしてみる。


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