ちゃんとつっこんで作ってほしい
パソコンに向かう時間がなかなか取れないので、書きたいと思ったネタがどんどん古くなる。
そんな古くなってしまった話だが書いてみる。
うちがちょくちょく見ている番組、NHK教育テレビの「すくすく子育て」。乳幼児を育てている親向けの子育て番組である。
その番組で、2月に「やってみよう!預かりあい」という特集をやっていた。
お母さんと子どもがずっと1対1で育児をするのではなく、同じような乳幼児のいるお母さんたちが集まって、お互い子どもを預かりあってはどうか、という提案。集まって、数人で全員の子どもの面倒を見ている間に、残りの数人は、自由に出かけたり用事をしたりできるので、お母さんもラクになるでしょう、という主旨の内容だった。
それはいいねえ~と見ていたのだが・・・
取材した最初のグループ。元々親しくしている人たちで集まって、うまいことやっているようだった。子どもも私の記憶では2,3歳の子ばかりだったような。(この辺記憶があやふや。)
次に紹介された集まり。ソーシャルネットワーキングサービス(mixi?)で知り合った人たちが集まっての、初めての預かりあいを取材していた。初めてなので、出かけるほうのお母さんたちは隣の部屋でこっそりスタンバイしている状態で、残りのお母さんたちによる託児がスタート。
これが、どう見ても大変でしたがな・・・
子どもは見たところ0歳と1歳くらいの子が多かったように思う。0歳の自分の子を見るのに手一杯のお母さんに、果たしてもう一人別の子の面倒が見られるのか?
しかも、その面倒を見るべき預かった子は、いきなり自分のお母さんがいなくなったのでパニックになって泣き叫び続けている。
とても見ちゃいられないような、どたばたな状態が紹介されていた。
で、そんな映像が流れた後で、番組はスタジオからに。
これ、どうまとめるのかな~と思ってみていたら、「いいですね、預かり合い!」と絶賛する司会者たち・・・ええっ・・・
スタジオの一般のママさんにマイクを向け、「どうでしたか?」と感想を求めると、「はい、見てみて私もやってみたいと思いました。」・・・ええっ・・・
本気かよ!!
あの状態の、あまりの展開にぐったりしているママさんたちの映像の、どこが「いいですねー」なのか。
テレビカメラの前の現実を、完全に無視している・・・NHK、いい加減な番組作りするんじゃないよ。
あの取材で、勇気を出してあれを失敗例と位置づけ、なぜうまくいかなかったのかを追及すればいい番組になったのではないかと思うんだけど。
シナリオ通りにいかないところに、物事の本質があるのではないか?
そこんとこ、つっこんでほしかったぞ!
せめて、もしシナリオ通りに「いいですねー」となる番組を作りたいのなら、あんな、お母さんがいなくなって泣き叫んでいる1歳児が、託児係のママさんの洋服の上に嘔吐している映像など、流さないほうがいいだろう。
大変だ、という映像を流したいのなら、スタジオの司会のリアクションも「うわ、大変でしたね」とし、いろいろ大変なこともあるけど、それでもいいことも多いんですよ、と話を持っていけばいいのだし。
制作者は、一体どうしたかったのだろう・・・?
日々リアルに育児をしている親が、そんな「いいですねー」にだまされるわけないだろう。求めるのはもっとリアルな情報である。
とりあえず、見ていて、「子どもが0歳児や1歳児のお母さんばかりで預け合いをするのは無理である」ということだけ映像から伝わったんだけど。
なんて、テレビに向かって文句言っててもしょうがないかしらねー。


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